アートオークション

第4回 アート豆知識

■技法についても知りたい


尾身周三「信濃路点景」
多くの方がはじめて手に入れるアート作品は平面作品であることが多いです。平面作品とは、その名のとおり、完成形が紙や板などの平面の作品。絵画や版画のことですね。対して、彫刻などは立体作品と呼ばれています。

絵画にも種類があります。油絵の具で描かれた作品は油彩画、水彩絵の具で描かれた作品は水彩画、岩絵具で描かれたものは日本画と呼ばれており、世界に一つしかないものばかりです。

また、版をつくって、同じ絵を複数枚刷りだして作る平面作品を版画と呼びます。作家や出版元によってその数は変わりますが、複数枚の同じものを作り出せる版画作品は、一点しかない絵画とは違って比較的安価であることが多いですね。

版画もまた、細かく技法が分かれています。木版画はその名の通り、木の板を彫って版を作ったもの。小学校や中学校で体験された方も多いはず。出っ張ったところにインクを乗せて刷る「凸版」ですね。

銅版画は同じく銅板を彫って版をつくりますが、木版とは逆に、彫って凹んだところにインクを流し込んで印刷する「凹版」の技法で造られています。この銅版画は、ドライポイントや、メゾチント、エッチング、アクアチントなどとさらに細かく技法がわかれていますが。

そのほかに、油が水をはじく原理を利用し、平らな版を使って印刷する「リトグラフ」や、絹やナイロンの版に、目に見えないような小さな穴を開けてインクを押し出す「シルクスクリーン」などの技法があります。

インターネットのモニタ越しでは、微妙な色彩の移り変わりや、繊細な筆致などはなかなかわかりづらいですが、私たちはWebで見て気になった作品を、全国の大丸・松坂屋で実際にご覧いただく機会をできるだけ作りたいと考えています。気になる作品がありましたら、ぜひお問い合わせください。

人生が変わるアートのお話 第4回 アート豆知識『技法についても知りたい』 | アートオークション -【楽天オークション】